ニュージーランド固有の飛べない鳥、キーウィ。
独特な見た目がとっても可愛らしくて
鳥類の中でもかなり有名なトリですよね。
一方で、
そんなキーウィと見た目も名前もよく似た果物
……つまりキウイフルーツもみなさまご存じのハズ。

キウイ美味しいよね。
何が言いたいのかというと、
「キーウィ(鳥)とキウイ(果物)はどっちが先なの?」
って疑問に思ったことがありますよね!?という話です!(強引)
という訳で、今回は
- キーウィ(鳥)とキウイ(果物)どちらが先に名付けられたのか
- そもそもなぜ「キーウィ」という名前になったのか
などについてユルユル解説していきます( ..)φ
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キーウィ(鳥)とキウイ(果物)はどっちが先?

早速本題の
「キーウィ(鳥)とキウイ(果物)どちらが先に名付けられたのか」
についてですが、
結論から先に書くと、
キーウィ(鳥)の方が先!

僕がセンパイです。
ちなみにキーウィってこんなトリ

ニュージーランド固有の飛べない鳥。
基本的には夜行性で、
そのおかげか視力が悪いかわりに
トリなのに鼻がとってもいい!という変わりモノ。
ニオイでエサとなるミミズや幼虫を探して食べます。
体の1/4くらいあるドデカい卵を産むことでも有名。
キーウィは昔からニュージーランドに棲んでいて、
ニュージーランドのシンボルになるほど愛されていた鳥。
そこにヨソから
“なんかすごくキーウィに似てる果物”
が入ってきたので、
その果物にも愛すべきキーウィにちなんで
キウイという名前が付けられたんですね。
キウイフルーツがキーウィの名前をもらったワケ

意外なカンジもありますが、
実はキウイって元々はニュージーランドの果物ではなく
中国原産のチャイニーズグーズベリー(Chinese Gooseberry)という果物。

ニュージーランド原産じゃないんだね!
1900年代のはじめ頃にニュージーランドに入ってきて
栽培・品種改良された結果が、
いわゆる私たちが知っているキウイ。
チャイニーズグーズベリーという名前でなく
キウイという名前に変わったのには、
大きく2つのワケがあると言われています。
① ウチのカワイイ鳥に似てるから!

そのコロコロした丸っこいフォルム、
茶色くてケバケバした柔らかい毛……
コレってまさにウチの可愛いキーウィちゃんじゃない?
とニュージーランドの方々が思ったのかどうかは定かではありませんが←
とにかくニュージーランドのシンボルでもある
キーウィに見た目が似ていたのでキウイという名前になった、
というワケです。
② キウイって名前の方が売れそうだから!
品種改良で美味しい果物ができたので
さて輸出しよう!というコトになりました。
……が。
その当時(1950年代)は国際情勢が不安定。
冷戦下でアメリカと中国が敵対していました。
ということは、
アメリカに「チャイニーズグーズベリー」って名前の果物を輸出したら
ちょっと印象悪くない……?
そこで、キーウィの名前をとって
「キウイフルーツ」という名前で売り出してみたところ大成功!
それ以降、
世界中にキウイという名前が広まった、というワケです。
- 見た目が国鳥キーウィそっくりだったから
- キウイって名前の方が売れそうだったから
どちらもが上手い具合に合わさって
キウイという名前の果物が爆誕したんですね。
そもそもなぜキーウィという名前になったの?

キーウィって可愛くて不思議な鳥ではありますが、
その名前もよく考えたら不思議な響きですよね。
キーウィという名前は、
オスのキーウィが「キーウィ キーウィ」と鳴くことから
ニュージーランドの先住民であるマオリ族が名付けたとのこと。
ウーン、とってもシンプルで良き。

YouTubeで「キーウィ 鳴き声」と調べたらすぐ出てくるから、
ぜひ聞いてみてね!
ちなみに「キーウィ」と鳴くのはオス。
メスは「カルルル」「クルルル」と鳴きます。
「キーウィ」「キウイ」表記の違い

鳥も果物もニュージーランド(英語)ではどちらも「kiwi」。
私は普段から何となく
トリのkiwi ➡ キーウィ
果物のkiwi ➡ キウイ
……と書き分けていたのですが、
その表記に違いがあるのか調べてみたところ
特に厳密にコレが正解!という決まりがあるワケではないようです。
ただ、私のように
鳥は「キーウィ」果物は「キウイ」と書くのが割と一般的だそうなので、
よければそういう表記に統一してみてはいかがでしょうか(´ч` *)b

果物の方は「キウイ“フルーツ”」と呼べば
文字で書いても言葉にしても区別しやすいね!
カワイイ”キーウィ”とキーウィのようなオイシイ”キウイ”
以上、
キーウィ(鳥)とキウイ(果物)の名前について
ユルユルーっと深掘りしてみました!
カワイイ”キーウィ”と、
キーウィのようなオイシイ”キウイ”。
今度オイシイ方のキウイを手に取ることがあれば、
ぜひkiwi雑学を披露してみてくださいね。