【コウノトリが赤ちゃんを運んでくる】コウノトリが運送業を始める事になったワケ

コウノトリ
ヒヨコさん

ねえねえ、赤ちゃんってドコからくるの?

ニワトリさん

赤ちゃんはね、

コウノトリさんが運んでくるのよ^^

おほほほ…

ヒヨコさん

へぇー…

 

なんて親子の微笑ましい(?)やりとりがありますね。

 

本当に赤ちゃんがドコかから運ばれてくるのかは置いといて、

まあ、まず思う事は

なんでコウノトリなの?ってコト。

 

日本だけでなく、

世界中で赤ちゃんを運び続けているコウノトリさん。

コウノトリさんがそんなお仕事を始めたのには、

いくつか理由があるんですよ。

 

え、本当はコウノトリじゃなくてシュバシコウ…?

まずは最初に言っておきましょう。

 

赤ちゃんを運んでくるのは

本当はコウノトリではありません。

 

「コウノトリが赤ちゃんを運んでくる」というお話は

元々ヨーロッパで生まれたもの。

 

実はその時赤ちゃんを運んでいたのは、

コウノトリではなくシュバシコウという鳥だったんです。

 

コウノトリはこんな鳥

コウノトリ
和名 コウノトリ
学名 Ciconia boyciana
キコニア・ボユキアナ
分類 コウノトリ目コウノトリ科コウノトリ属
全長 110-115cm

 

シュバシコウはこんな鳥

シュバシコウ
和名 シュバシコウ
学名 Ciconia ciconia
キコニア・キコニア
分類 コウノトリ目コウノトリ科コウノトリ属
全長 100-110cm ←コウノトリよりチョット小さい

 

漢字で書くと「朱嘴鸛」

…朱色(赤色)

…クチバシ

…コウノトリ

…という名の通り、

嘴が赤いのがチャームポイント◎

 

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コウノトリ、シュバシコウ

激似。

それもそのはず、

分類はどちらもコウノトリ科なんですよね。

キューたろ

コウノトリとシュバシコウは違う種類なんだけど、

アバウトに言えばどっちも一応「コウノトリ」ではある

 

日本ではあまりなじみのないシュバシコウですが、

ヨーロッパでは

「コウノトリといえばシュバシコウ!」

ってくらい有名な鳥なんだって。

 

シュバシコウ

 

何かとタンチョウとトリ違いされるコウノトリさんですが、

タンチョウ

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今回はシュバシコウとのトリ違いというワケではありません。

 

ヨーロッパのお話が日本に入ってきた時に、

ヨーロッパのコウノトリ(シュバシコウ)から、

日本のコウノトリ(コウノトリ)に変わっただけ◎

 

キューたろ

日本人的にはコウノトリの方が馴染み深いもんね。

いきなり

「赤ちゃんはシュバシコウが運んでくるのよ…」

なんて言われても何のこっちゃサッパリ。

 

コウノトリ(シュバシコウ)が運送業を始めたキッカケのお話3つ

「コウノトリが赤ちゃんを運んでくる」というのは、

ヨーロッパで生まれたお話。

 

では、何でコウノトリなんでしょうか?

 

キューたろ

ワシが鷲掴みで赤ちゃんを拾ってくるとか、

大量のスズメがどこからか赤ちゃんを引きずってくるとか、

そんなお話になっていた可能性もあった…かも?

 

スズメ

 

ここからは、

何でワシやスズメではなく

コウノトリが赤ちゃんを運ぶことになったのか、

そのキッカケとなったお話を3つご紹介していきます◎

 

①コウノトリの恩返し編

昔々、とある村に暮らす夫婦がいました。

彼らはなかなか子どもが出来ずに悩んでいたそう。

 

ある日、

夫婦が住んでいる家の煙突のテッペンに、

シュバシコウという鳥が巣を作って卵を産みました。

 

シュバシコウ

 

その頃はまだ寒く、

普段なら暖炉を使うところ。

でも、暖炉を使えば煙突から煙が出て卵がダメになってしまいます。

 

心優しい夫婦は、

寒い中でも暖炉を使わず

シュバシコウの子育てを見守ったそうです。

 

コウノトリは春(…と言っても、まだまだ寒いうち)に

巣作りや子育てを始めます。

 

そんな夫婦のお陰もあってか、

やがてシュバシコウのヒナはすくすく成長し、

無事に巣立っていきました。

 

子育てを立派に終えて、

煙突から飛び去って行くシュバシコウを見送った夫婦。

すると、なんと夫婦は念願の子どもを授かったのです!

 

きっとシュバシコウが恩返しとして

赤ちゃんを連れてきてくれたのですね。

 

キューたろ

なんてイイ話…!

 

②幸せを運ぶトリ編

シュバシコウは渡り鳥。

 

春になるとやってきて家の屋根に巣を作り、

害虫を食べてくれるシュバシコウは、

ヨーロッパでは昔から

「幸せを運ぶトリ」と言われてきました。

 

「巣のある家には幸運が訪れる」とも言われ、

シュバシコウが巣を作りやすいように

わざわざ屋根の上に高台を作る家もあるほど。

 

シュバシコウ

 

そんな「幸せを運ぶトリ」であるシュバシコウ。

巣は高台に作りますが、

普段は沼地などの水辺でゴハンを探して暮らしています

 

…と、ココでちょっと話は変わりますが、

かつてヨーロッパで暮らしていたゲルマン民族には

死んだ人の魂は一度天に昇り、

雨と一緒に地上へ降りてきて沼地にたまって転生を待っている

という考え方がありました。

 

その魂は、

女神ホレがこれから生まれる赤ちゃんに吹き込む事で

新しい命となって生まれてくるんだそう。

 

その時に沼地から女神ホレのもとへ魂を運ぶのが、

シュバシコウってワケ。

キューたろ

「幸せを運ぶトリ」がいつも沼地にいるのは、

魂を運ぶ準備をしているのに違いないからね!

 

つまり、

シュバシコウが女神ホレの使いとして運んだ魂が、

新しい命として両親のもとへやってくるという事。

 

それがいつしか

「シュバシコウが赤ちゃんを運んでくる」

と言われるようになりました。

 

シュバシコウさん

最初は魂を運んでるだけだったんだけど、

いつの間にか赤ちゃんを運んでることになってた。

 

③夫婦仲良く子育て編

シュバシコウはとても愛情深い鳥

 

一度つがいになると、

どちらかが死なない限り

毎年同じ相手と子育てをします

 

「つがいになる」っていうのは、

ニンゲンでいえば結婚する…みたいなイメージでしょうか。

キューたろ

毎年違う相手とつがいになる鳥も多いけど、

シュバシコウは一度決めた相手を一生愛するんだね^^

 

シュバシコウ夫婦はとても仲良し◎

夫婦が協力してを作り、

夫婦が協力してを温め、

夫婦で協力して子育てをします。

 

子どもに対しても一生懸命で、

雨が降ればヒナが濡れないように傘の代わりになったり、

陽射しが強ければ自分の体で日陰を作ったり。

 

シュバシコウ

 

そうして巣立ちまでの間、

子どもたちは優しい両親に守られて

元気に育っていくんですね^^

 

そんな家族に対して愛情をたっぷりそそぐシュバシコウの姿は、

いつしか幸せな家族の象徴として、

愛の結晶=赤ちゃんを呼び込む鳥と言われるようになったそうです。

 

キューたろ

シュバシコウだけでなく、

ほとんどの鳥たちも愛情たっぷりに子育てをしますよ◎

でも、

「幸せを運ぶトリ」でもあるシュバシコウが

特に幸せな家族に見えたのかもしれませんね。

 

自分の体重より重い荷物

以上、

コウノトリ(シュバシコウ)が運送業を始める事になった

キッカケのお話を3つご紹介しました◎

 

キューたろ

どのお話が一番気に入ってもらえましたか??

私はやっぱり、

「シュバシコウの恩返し」が好きかなあ。

 

ヨーロッパではシュバシコウさんが、

日本ではコウノトリさんが、

今日も全国の家族のもとへ赤ちゃんを運んでいる…のかも。

 

思ったより過酷な労働環境

ああ、そうそう。

 

生まれたての赤ちゃんの体重はだいたい3kg前後かと思いますが、

コウノトリの体重はだいたい5kg

シュバシコウは一回り小さくて3kgくらいなんですよね。

 

つまり何が言いたいかって、

コウノトリさんは

自分と同じくらいの重さの荷物を運ばなくちゃいけないってコト。

しかもクチバシにくわえて。

 

コウノトリのクチバシのあと

新生児の首の後ろに赤いアザがある事がありますが、

それは「コウノトリのクチバシのあと」とも言われるそう。

コウノトリが大事に大事に赤ちゃんをくわえてきた証拠なんだそうですよ^^

 

労働環境がめちゃくちゃブラック。

頑張れコウノトリさん。