ヒヨコ!
…と、
何の脈絡もなく突然切り出してみましたが、
どんなイメージが浮かびましたか?
- 黄色くて
- ふわふわで
- まんまるで
- ピヨピヨピヨ…
そんなたまらん可愛さのニワトリの子どもこそヒヨコですよね。

▲過激派ヒヨコさん
でもね、実は「ヒヨコ」って
ニワトリの子ども…という訳ではないんです。

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鳥の子どもはみーんなヒヨコ
最初に言ってしまうと、
ヒヨコはニワトリだけでなく全ての鳥の子どもの事です。
ニワトリの子どもはもちろんヒヨコだけれど、
スズメの子どもも、
なんならダチョウの子どもだってヒヨコ。

…違和感しかない!
どのヒナもヒヨコのイメージとだいぶビジュアルが違うし。
そもそも他の鳥たちの子どもは、
普通は「雛(ひな)」って呼びますしね。

逆に言えば、ニワトリの子どもを
「ニワトリのヒナ」ってあんまり呼ばないのも
不思議と言えば不思議。
辞書で「ヒヨコ」を調べてみた
手持ちの辞書(辞書持ってないから電子辞書に入ってる広辞苑)で
「ヒヨコ」の意味を調べてみると…
ひよ-こ【雛】
①鳥の子。特にニワトリの子。ひな。
もう、ココに全ての答えが詰め込まれてるようなモンですね。
鳥の子ども全般をさす名前だけれども、
ほとんどの場合はニワトリの子どもの事を言いますよ、
ってコトです。
ヒヨコを漢字変換してみると…
あと、コレは私も初めて知ったんですが、
ヒヨコって漢字にすると「雛(ひな)」なんだって。

パソコンでもスマホでも
「ひよこ」で変換すると「雛」が出てくる…!

ニワトリの子どもだろうがそうじゃなかろうが、
漢字にしてしまえば全部「雛」。
つまり、「ヒヨコ」って名前は
「雛(ひな)」という字の別の読み方であって、
ニワトリの子どもだと限定されている訳ではない
ってのが漢字からもわかりますね。
そもそも何でヒヨコって名前なの?
そもそも、
何で鳥の子どもには「雛(ひな)」という名前と、
「ヒヨコ」という名前があるんでしょうか。
これから一般的に言われている
「ヒヨコ」の語源を2つご紹介します。

ニワトリの子どもであるヒヨコを想像してね!
ヒヨコの由来①:鳴き声がそもそもヒヨコ。
ヒヨヒヨ…ヒヨヒヨ…
そんなトロけるような可愛い声で鳴きますよね。

「ヒヨヒヨ」と鳴く「子」だから「ヒヨコ」。
わかりやすいでしょ??
「子」という字は「子ども」という意味もありますが、
「小さいもの」「可愛いもの」という意味もあります。
- ヒヨヒヨ鳴く子ども
- ヒヨヒヨ鳴く小さいもの
- ヒヨヒヨ鳴く可愛いもの
全部当てはまっちゃいますね( *´ω`* )
ヒヨコの由来②:歩き方だってヒヨコ。
ちっちゃい体で一生懸命ヒョコヒョコ歩くでしょ?
ヒョコヒョコ…ヒヨコヒヨコ…
ホラ、まさにヒヨコです。

えぇ…。
ニワトリの子どもだけがヒヨコと呼ばれるワケ
他の鳥の子どもも「ヒヨコ」と呼んでいてもおかしくないのに、
何でニワトリの子どもだけを
ヒヨコと呼ぶようになったんでしょうか?

ココからは私の個人的な想像を書いてみます。
もし「こうじゃない?」って考えがあったら
是非教えてください(/ ・ω・ )/
いちばん身近な鳥の子どもがヒヨコ!
ニワトリはむかーしから人間と一緒に暮らしてきた、
とっても身近な鳥です。
だから、ニワトリの子ども(いわゆる”ヒヨコ”)も
モチロン目にする機会が多かったハズ。
逆に野生の鳥のヒナなんてそうそう目にしませんよね。

みんな敵に見つからないように
わかりづらい場所を選んで巣を作るからね!
インターネットもない時代には
野鳥のヒナを見る機会はあまりなかったでしょうから、
「鳥のヒナ」と言われて一番にイメージするのは
野鳥のヒナ…ではなく
よく見かけるニワトリのヒナの事だったハズです。
それで、いつもまわりをチョロチョロしている
ヒヨヒヨ鳴いてヒョコヒョコ歩く
可愛らしいニワトリの子どもを、
いつの間にか親しみを込めて「ヒヨコ」と呼ぶようになった
のではないでしょうか。

他の鳥のヒナだってもっと目にする機会が多ければ、
もしかしたら全部ヒヨコと呼んでいたかもね。
でもやっぱりヒヨコはヒヨコだよね!
ま、何だかんだ言ってもやっぱり
ヒヨコ=まんまるちまちま可愛らしいニワトリの子ども
…というのが一番しっくり(笑
昔から人間と一緒に暮らしてきたからこそ
ヒヨコはヒヨコになったんですね。
じゃあ一体誰の子どもなの!?