ヒヨコ!
…と、
何の脈絡もなく突然切り出してみましたが、
どんなイメージが浮かびましたか?
- 黄色くて
- ふわふわで
- まんまるで
- ピヨピヨピヨ…
そんなたまらん可愛さのニワトリの子どもこそヒヨコ。
でもね、「ヒヨコ」って
絶対にニワトリの子ども…という訳ではないんです。
鳥の子どもはみーんなヒヨコ
最初に言ってしまうと、
ヒヨコはニワトリだけでなく全ての鳥の子どもの事。
ニワトリの子どももヒヨコだけれど、
スズメの子どもも、
なんならダチョウの子どもだってヒヨコ。

…違和感しかない!
どのヒナもヒヨコのイメージとだいぶビジュアルが違うし。
他の鳥たちの子どもは、普通「雛(ひな)」って呼びますしね。
何でニワトリの子どもはヒヨコで、
他の鳥の子どもはヒナなんでしょうか??

辞書で「ヒヨコ」を調べてみた
手持ちの辞書(…あ、でも辞書持ってないから電子辞書に入ってる広辞苑)
で「ヒヨコ」を調べてみると…
ひよ-こ【雛】
①鳥の子。特にニワトリの子。ひな。
もう、ココに全ての答えが詰め込まれてるようなモンですね。
鳥の子ども全般をさす名前だけれども、
ほとんどの場合はニワトリの子どもの事を言いますよ、
ってコトです。
ヒヨコを漢字変換してみると…
あと、コレは私も初めて知ったんですが、
ヒヨコって漢字にすると「雛(ひな)」なんだって。


ニワトリの子どもだろうがそうじゃなかろうが、
漢字にしてしまえば雛は雛なんですねえ。
つまり、「ヒヨコ」って名前は
「雛(ひな)」という字の別の読み方であって、
ニワトリの子どもだけがヒヨコだと限定されている訳ではないんです。
そもそも何でヒヨコって名前なの?
そもそも、
何で鳥の子どもには「雛(ひな)」という名前と、
「ヒヨコ」という名前があるんでしょうか。
ニワトリの子どもであるヒヨコを想像してもらうと、
ヒヨコという名前の由来がとってもわかりやすい◎
鳴き声がそもそもヒヨコ。
ヒヨヒヨ…ヒヨヒヨ…
そんなトロけるような可愛い声で鳴きますよね。

「ヒヨヒヨ」と鳴く「子」だから「ヒヨコ」。
わかりやすいでしょ??
「子」という字は「子ども」という意味もありますが、
「小さいもの」「可愛いもの」という意味もあります。
- ヒヨヒヨ鳴く(ニワトリの)子ども
- ヒヨヒヨ鳴く小さいもの
- ヒヨヒヨ鳴く可愛いもの
全部当てはまっちゃいますね^皿^
歩き方だってヒヨコ。
ちっちゃい体で一生懸命ヒョコヒョコ歩くでしょ?
ヒョコヒョコ…ヒヨコヒヨコ…
ホラ、まさにヒヨコです。

ニワトリの子どもだけがヒヨコと呼ばれるワケ
他の鳥の子どももヒヨコと呼んでいいハズなのに、
何で私たちはニワトリの子どもだけをヒヨコと呼ぶんでしょうね?
いちばん身近な鳥の子どもがヒヨコ!
ニワトリはむかーしから人間と一緒に暮らしてきた、
とっても身近な鳥です。
だから、モチロンその子どもも目にする機会が多かったハズ。
逆に、野生の鳥のヒナなんてそうそう目にしませんよね。

みんな見つかりにくい場所を選んで巣を作るからね!
それで、いつもまわりをチョロチョロしている
ヒヨヒヨ鳴いてヒョコヒョコ歩く可愛らしいヒナを、
いつの間にか親しみを込めて「ヒヨコ」と呼ぶようになった
のではないでしょうか。
ニックネームみたいなカンジで。

他の鳥のヒナだってもっと目にする機会が多ければ、
もしかしたら全部ヒヨコと呼んでいたかもね^^
でもやっぱりヒヨコはヒヨコだよね!
ま、何だかんだ言ってもやっぱり
ヒヨコ=まんまるちまちま可愛らしいニワトリの子ども
…というのが一番しっくり(笑
昔から人間と一緒に暮らしてきたからこそ
ヒヨコはヒヨコになったんですね。
逆に言えば、ニワトリの子どもを
「ニワトリのヒナ」って呼ぶ人があんまりいないのも
不思議と言えば不思議。