【トリのことわざ】鶴の一声(つるのひとこえ)

タンチョウさんとスズメさん

今回の主役はこの鳥!

ツル(タンチョウ)

タンチョウさん
和名 タンチョウ
学名 Grus japonensis
グルス・ヤポネンシス
分類 ツル目ツル科ツル属
全長 138-152cm

今回はツル代表でタンチョウさんにお越しいただきました。

 

ことわざの意味

  • たくさんの人が様々な意見を出して議論している中、
    たった一声で全員をまとめ上げるエラい人の一言のこと。
  • 他の多くの意見を抑えつけて結論を出す、権力ある人の一言のこと。

 

大勢で長い時間をかけて会議していても

なかなか意見がまとまらなくて時間だけが過ぎる…

スズメさんの会議

(真剣に会議してると思いきや…)

 

そんな時に、

静かに話を聞いていたエラい人(社長とか)から突然

タンチョウさん

では、こうしよう。

…と、ひとこと提案があったらどうですか?

 

スズメさん

そうしましょう!!

スズメさん

流石っス!!

ってなると思います。

だってエラい人の意見だもんね。

 

そんな感じで、

これまでの議論がどうとかこうとか関係なく

たった一声でその場を収めてしまうエラい人の一言

【鶴の一声】です。

 

誰かがデカい声で無理やり意見を押し通した!

という意味ではなくて、

普段はあまり発言をしないような人(特にエラい人)が

ここぞという時にビシッと放った発言というのがポイント。

 

良い意味でも悪い意味でも「影響力がある」

このことわざは

社長の”鶴の一声”で話がまとまった!

社員A

社長さすがッス!

という感じのポジティブな意味にもなりますが、

 

社長の”鶴の一声”で決まってしまった

社員B

社長のゴリ推しヤバ…まじブラック…

…みたいなネガティブな意味にもなります。

 

状況によって使い分けられる便利なことわざとも言えますが、

使い方には要注意ですね。

 

こんなことわざも

「鶴の一声」というのは、元々は

「雀の千声鶴の一声(すずめのせんこえつるのひとこえ)」

ということわざの一部です。

 

「鶴の一声」は、さっきご紹介した通り

「エラい人の一言」のような意味合い。

対して「雀の千声」は、

「つまらない者たちのたくさんの言葉」

というような意味になります。

 

何でスズメが”つまらない者”?

【つまらない】とは「大したものではない」という意味。

 

スズメはとっても身近な鳥で特に珍しいわけでもなく、

いつでも大勢でチュンチュン騒がしく鳴いています。

 

そのため、体が大きくて美しく

立派な存在感を放つツルと比べると

どうしても「つまらない=大したものではない」

という事になっちゃいますね。

スズメさん

ちょっとそれはどうかと思う。

 

「鶴の一声」だけでもことわざとして成立しますが、

「雀の千声」と比べることで

より一層ツルの声の影響力が引き立っているのではないでしょうか。

 

ことわざの由来

ツルは基本的にはあまり鳴かない鳥。

 

ですが、声はとても大きくて甲高く

一度鳴けば周りの空気が

ピーン…

と引き締まるほど。

 

てんキュー

YouTubeで「タンチョウ 鳴き声」で調べてみて!

とにかくうるさ…じゃなかった

声デカいんで。

金管楽器みたいな爆音です(笑

 

だからこそ、いざという時に鳴けば効果バツグン。

周りの鳥たちがガヤガヤ騒いでいても、

それを一声で圧倒する存在感がある様子から、

大勢の意見を一声でまとめあげる影響力に例えて

このことわざができました。