花の蜜が大好き!甘党な鳥たちの蜜の吸い方と便利な体の仕組みを大公開【メジロ・ヒヨドリ・スズメ】

甘党なメジロさん | トリまみれイラスト

冬が終わり少しずつ暖かくなってくると、

「梅にメジロがきてました!」

なーんて投稿がSNSで激増。

カワイイ写真盛りだくさんで気分もほっこりです。

てんキュー

つい最近知ったんですが、

梅にメジロで「梅ジロー(ウメジロー)」っていうらしいですね!

最初はどこかのメジロのニックネームだと思ってた笑

 

とっても目立つうえにあざと可愛いメジロが

SNSの野鳥部門の投稿を埋め尽くす中、

ヒヨドリ、そして(意外と?)スズメも

甘くて栄養満点な花の蜜がダイスキ!

 

そんな花の蜜大好きな鳥たちですが、

どうやって蜜を吸っているのか気になるー!!

…という訳で、今回は

甘党な鳥たちの花の蜜の吸い方についてご紹介します^^

 

蜜を吸う鳥と言えば「ハチドリ」でしょ?

ハチドリは日本の野鳥ではないので

身近な鳥…とはちょっと言えないし、

蜜を吸う仕組みがメジロたちと少し違うので

今回は割愛させていただきました。

フトオハチドリさん | トリまみれイラスト
てんキュー

いつかハチドリの記事も書く

…かもしれないし書かないかもしれない(保険)。

 

注目ポイントは「クチバシのカタチ」と「舌のカタチ」

…と、蜜の吸い方をご紹介する前に、

残念な(?)お知らせがございます。

 

今回は花の蜜が大好きな身近な鳥として

  • メジロ
  • ヒヨドリ
  • スズメ

をご紹介していくのですが、

実はこの中で「花の蜜を吸うのが得意」と言える鳥は

メジロとヒヨドリ。だけ。

スズメさん

…ん?

 

花の蜜を吸うのが上手かどうかは

クチバシと舌のカタチを見れば一目瞭然!

…ということを前提に、

それぞれの鳥たちの蜜の吸い方を見ていきましょう○

 

【花蜜上級者①】メジロ

メジロさん | トリまみれイラスト

▼よくウグイスと間違われる鳥でもある

メジロさんとウグイスさん | トリまみれイラスト

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2019.04.30

 

メジロはまんまるでボテッとした体の割に

細くて長いクチバシをしています。

そしてもっと特徴的なのが

筆のように枝分かれしたフッサフサな舌

 

このクチバシと舌のカタチがちょう重要!

 

細長いクチバシは蜜がたまっている花の奥の方まで

スッと差し込む事ができますし、

筆のような舌は蜜をたくさん絡めとれちゃう便利ツールなんです。

 

なんで筆のような舌が蜜を吸うのに便利なの??

例えばですが、

目の前に同じ太さの「鉛筆」と「筆」があるとします。

 

2つを水の入ったコップに突っ込んだら、

どっちが水を多く吸う(含む)でしょうか…?

鉛筆と筆 | トリまみれイラスト

そりゃあ、筆の方がたくさん吸いますよね。

(吸ってくれないとそもそも文字書けないし…)

 

水などの液体には

「細ーい管があると重力に逆らって吸い上げられる」

という性質があります。

 

筆の場合は、

毛と毛の間の細かい隙間が細い管の代わりになるので

水を吸い上げる力が発生するというワケですね。

もうこれ以上は「毛細管現象」でググってくれ。

 

メジロさんの蜜の吸い方

メジロはこんな便利な体の仕組みをフル活用。

  1. 細長いクチバシを花の奥まで差し込み
  2. 筆のような舌を突っ込んで蜜をたっぷり絡めとって
  3. 舌を引っ込めて口の中へIN!
メジロさんの蜜の吸い方 | トリまみれイラスト

あとは好きなだけ舌をペロペロ出し入れすれば

上手に花の蜜を食べられるというワケです。

 

ちなみに「蜜を吸う」とは言いますが、

実際には吸うと言うより「掻きだす」ってイメージの方が正解

鳥はニンゲンのように

水などの液体をチューチュー吸う事ができないんです

▼詳しくはこんな記事もあるので、良かったらどうぞ(∩´∀`)∩

水を飲むメジロさん | トリまみれイラスト

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2019.03.14

 

【花蜜上級者②】ヒヨドリ

ヒヨドリさん | トリまみれイラスト

ヒヨドリも細長いクチバシと筆のような長い舌を持っています。

日本ではいつでも見られる身近な鳥ですが、

こんな変わった舌があるなんて知らなかった人も多いのでは??

 

こうして見てみると、

メジロとヒヨドリは全然違う鳥なのに

クチバシも舌もカタチがそっくりですね!

 

ヒヨドリさんの蜜の吸い方

カタチが似ているだけあって、

蜜の吸い方もメジロとほぼ同じ。

  1. 細長いクチバシを花の奥まで差し込み
  2. 筆のような舌を突っ込んで蜜をたっぷり絡めとって
  3. 舌を引っ込めて口の中へIN!
ヒヨドリさんの蜜の吸い方 | トリまみれイラスト

ヒヨドリはメジロの何倍も身体が大きい鳥ですが、

上手に花の蜜を吸う姿が見られますよ*

てんキュー

あ、でも花ごと食べちゃうことも多いとか…笑

 

【強行突破型】スズメ

じゃあ、スズメもきっと花の蜜を吸うための

ちょうど良いカタチをしてるんだろうなー

 

…と思いきや、

残念ながらそうはいきません。

スズメさん | トリまみれイラスト

クチバシは太いわ短いわ、

舌も特に筆っぽくもなく鳥として一般的なカタチで、

花の蜜を吸うのには全然向いてない

 

スズメさんの蜜の吸い方

…そういう訳で、スズメは残念ながら

メジロやヒヨドリのように

花にクチバシをさしこんで~…

なんて器用なことはできません。

 

じゃあどうするか。

 

花を根元からブチ切って蜜だけ食べます。

スズメさんの蜜の吸い方 | トリまみれイラスト

ラッパのように花をくわえて蜜を堪能。

蜜を食べ終わったら花はポイです。

 

それを次から次へと繰り返すもんだから、

スズメが通った後には

キレイな花がまるごと地面にゴロゴロ転がっているという始末…

花をちぎっては投げちぎっては投げ… | トリまみれイラスト

 

メジロやヒヨドリは花を傷つけずに蜜を吸う事ができますが、

スズメは大事な花をちぎっては投げちぎっては投げするので

花見がしたいニンゲンにとっては迷惑この上ない!

 

また、メジロやヒヨドリは蜜を吸う時に

顔に花粉をいっぱいくっつけて受粉を助けてくれるので、

蜜を用意する花にとっても良いことがあります。

 

でも、スズメは根元からブチーッといくので

花粉が顔につくことも、花粉を運ぶこともナシ。

花粉を運んでもらいたい花にとっても迷惑この上ない!

てんキュー

花粉を運ばないクセに

蜜だけちゃっかりもらっていくことを

「盗蜜(とうみつ)」と言います笑

 

…ということで、

メジロさんやヒヨドリさんより

ちょーっとスマートさには欠けますが…、笑

それでもスズメたちは工夫して

みんなで美味しい蜜を食べているんですね。

 

最近になって花の蜜が流行ってるスズメさん

花の蜜を食べるようにできていないスズメは

もともと花の蜜を吸う鳥ではなかったと言われています。

 

花の蜜を吸う姿が見られるようになったのは

比較的最近(1980~1990年代頃)のこと。

何かのキッカケで花の蜜を舐めてみたスズメが

スズメさん

みんな!この花ちぎってみ!ちょう美味いよ!!

という具合で(?)群れのみんなに教えたら

いつの間にかほぼ全国のスズメに広まっちゃったカンジ。

…かもしれません。

 

花の蜜は「季節限定のご馳走」

以上、花の蜜が大好きな鳥たちの

蜜の吸い方と便利な体のカタチについて

ご紹介してみましたー。

 

ただし、花は1年中咲いている訳ではないので、

花の蜜が大好きな鳥たちも

普段は果物や虫、種子などを食べています

メジロさん

みんな雑食だから、植物も動物(虫)も食べるよ!

ヒヨドリさん

でもやっぱイチバンは果物よねー。

 

大好きな花の蜜は、期間限定の特別なご馳走!

花が咲く時期だけ見られる可愛い姿を

是非そーっと観察してみてくださいね。

 

 

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