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今回の主役はこのトリ!
スズメ

ことわざの意味
- 若いころからの習慣やクセは年をとっても抜けないということ
- 若いころからの性格はそう簡単に変わることはないということ
小さいころから何となく続いている
習慣とかクセってありませんか?
例えば、私は小さいころから
イスに座る時に自然と正座になるクセがあるんですが、笑
そういうのって直そうとしてもなかなか直らないんですよね。
そういうカンジで、
子どものころに身についた習慣やクセは
大人になってもついつい続いてしまうものだよね、
という様子が「雀百まで踊り忘れず」ということわざです。
昔は「踊り」という言葉から連想して
道楽グセ(だらしない、行いが悪いこと)や
浮気グセが直らないという
どっちかというと悪い意味で使われることが多かったようです。

ことわざの由来
「雀百まで踊り忘れず」の「雀」は
もちろんスズメさんのことですが、
「踊り」はスズメさんが
ピョンピョンと飛び跳ねて歩く様子を例えています。


ピョンピョン楽しそうに
踊っているように見えたのかな?

僕たちのピョンピョン歩きは
「ホッピング」って呼ばれてるよ。
日本の伝統芸能(能など)に
ピョンと飛び跳ねる動きがあるので、
それと重ねて「踊り」と表現したという説もあります。
スズメは一生ピョンピョン歩きを続けますよね。
大人になったらトコトコ歩くようになる
…なんてことはありません。
つまり、
スズメは100歳になってもピョンピョン歩きを忘れない
というのが「雀百まで踊り忘れず」ということわざの由来です。
スズメが100歳まで踊りを忘れないのと同じように、
ニンゲンも若いころのクセは一生抜けないものだよなあ。
…という感じでしょうか。
【ことわざの意味】でも触れたように
どっちかというと悪い意味で使われることが多いですが、
なんだか可愛らしい響きのことわざですよね。
今はべつに悪い意味だけじゃないみたい。
でも使い方には気を付けた方がいいかもね!