今回の主役はこのトリ!
ツル(タンチョウ)
![タンチョウさん | トリまみれイラスト](https://kotori-pastry.com/wp-content/uploads/2021/05/tori_07-04.png)
ツル代表でタンチョウさんにお越しいただきました。
ニワトリ
![ニワトリさん | トリまみれイラスト](https://kotori-pastry.com/wp-content/uploads/2019/04/Illust_097-02.png)
ことわざの意味
- 多数の平凡な人の中に一人だけ際立って優れた人がいる様子
- 凡人の集まりに優秀な人が混じっている様子
仕事でも勉強でも芸術でも何でもそうですが、
才能がある優秀な人はどうしても少数派で
凡人の方が圧倒的に多いもの。
![ピラミッドグラフ | トリまみれイラスト](https://kotori-pastry.com/wp-content/uploads/2023/02/Illust_0248.png)
ですが、
まわりが凡人ばかりだからこそ
優秀な人は少数派でもやっぱり目立っちゃう。
![](https://kotori-pastry.com/wp-content/uploads/2019/05/QueIcon_04-03.png)
そんな、
大勢の中にいてもひときわ存在感がある優秀な人
という様子をあらわしたことわざが「鶏群の一鶴」です。
ことわざの由来
「鶏群」はニワトリの群れ
「一鶴」は1羽のツルという意味です。
ツルはご存じの通り、
大きくて美しくて存在感バツグンの貴重なトリ。
どんなにたくさんの鳥がいてもツル1羽の価値には敵わない、
とも考えられてきました。
![](https://kotori-pastry.com/wp-content/uploads/2020/04/Icon_039-03.png)
てれるなあ。
一方で、ニワトリはいわゆるフツーのトリで
数も多いし特に珍しいこともありません。
もしニワトリの群れの中にツルがいたとしたら、
みんなの注目を集めるのは間違いなくツルさんでしょう。
そこで美しくて存在感のあるツルを“優秀な人”に、
そうでもないニワトリ(ゴメンネ)を“普通の人(つまり凡人)”に見立てて、
凡人の集まりの中でもひときわ輝く優秀な人
という意味のことわざになりました。
![](https://kotori-pastry.com/wp-content/uploads/2020/04/Icon_040-02.png)
あれ、扱い酷くない?
凡人枠は別にニワトリさんじゃなくても良いと思うけど、
ニワトリが昔からニンゲンにとって身近な
ある意味「親しみのある鳥」だからこそ、
珍しくない、普通、という代名詞に選ばれたんでしょうね。
大勢のトリに囲まれがちなツルさん
ちなみに似たような雰囲気で
「雀の千声鶴の一声(すずめのせんこえつるのひとこえ)」
というトリのことわざがあります。
コチラのことわざも
大勢の鳥(スズメ)たちの中でひときわ目立つ1羽のツル…
という光景がそっくりですが、
「雀の千声鶴の一声」は使い方によっては
“カリスマがある”といったポジティブな使い方にも
“まるで独裁者”といったネガティブな使い方にもなるのに対して、
「鶏群の一鶴」は飛びぬけて優秀な人を褒める時に使うので
基本的には言われて悪い気はしないことわざです。
![](https://kotori-pastry.com/wp-content/uploads/2023/02/Icon_078.png)
ツルさんはその美しさと存在感にかけては
まさに「鶏群の一鶴」ですなあ。
…って感じに使えば言われた人は嬉しくなっちゃうかも。
「え、それってどういう意味?」
と聞かれたら、
このページをそっと見せてあげてくださいね。
村人A、村人B、村人C…の中に
レベル100の勇者がいたら絶対わかるでしょ?
絶対アイツが主人公じゃん、ってなるハズ。笑