今回の主役はこのトリ!
キジ(女子)さん


(男子)
かわいい❤
ツルさん


「ツル」というのはツル科の総称なので、
ツル代表としてタンチョウさんにお越しいただきました。
ことわざの意味
◆親が子どもを思う深い愛情のたとえ
◆親はどんな時でも子どもを一番大切に思い助けるもの、ということ
<ことわざの由来>でもご紹介しますが、
キジさんもツルさんも愛情深い鳥で
子どもたちをとても大切に守り育てます。
そんな親鳥たちの様子から、
人間もそうだよね、そうあるべきだよね、
といった意味も含んでいます。

「焼け野」とかちょっとコワい字面ではあるけど、
意味はとてもステキなことわざだよね。
ことわざの由来
このことわざは、
「焼け野の雉子」と「夜の鶴」とで
別々の鳥を表しています。
前半の「焼け野の雉子(やけののきぎす)」は、
読んで字のごとく焼け野原のキジのこと。
キジ(特にメス)はとても愛情深く、
巣や子どもたちをとても大切に守り育てます。
たとえ野が焼けて巣に火が迫ってきても、
逃げることなく巣を守ると言われるほど。
愛情深さで県鳥にも
岩手県では、
その愛情深さに着目してキジが県鳥に選ばれています。
気品にあふれ、勇壮で愛情こまやかな習性は県民性を表しています。
(岩手県ウェブサイトより引用)

ちなみに岡山県の県鳥でもあるけど、
選ばれた理由は
「デカくてキレイだし桃太郎伝説で有名だから(意訳)」だったよ。

まあそれでもいいけど…
また、後半の「夜の鶴(よるのつる)」は、
霜が降り凍えるような夜にでも
寒さを厭わず自分の羽を広げてヒナを温めるツルの様子を指しています。
このように、
キジもツルも親鳥はヒナのことを一番大切に思い、
時には自分の命に代えてでもヒナを守ります。
そんな愛情深い親鳥たちの様子を例えて、
「焼け野の雉子夜の鶴」ということわざになりました。
・・・あ、
もちろん愛情深いのはキジさんやツルさんだけではなく、
ほかの鳥たちも子どもを大切に育てますよ。

托卵するカッコウさんは別かも?

ウチはヨソの鳥が大切に育ててくれるから、ねえ?

なんかウチの子デカいと思ってたわ
私たちニンゲンも、
「焼け野の雉子」や「夜の鶴」に負けないように
子どもたちを大切に思う気持ちを忘れずにいたいですね。