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今回の主役はこのトリ!
スズメ
ことわざの意味
◆若いころからの習慣やクセは年をとっても抜けないということ
◆若いころからの性格はそう簡単に変わることはないということ
小さいころから何となく続いている
習慣とかクセってありませんか?
例えば、私は小さいころから
イスの上で自然と正座になるクセがあるんですが、(笑
そういうのって直そうと思っても
なかなか直らないんですよね。
そういうカンジで、
子どものころに身についた習慣やクセは
大人になってもついつい続いてしまうものだよね、
という様子が「雀百まで踊り忘れず」ということわざです。
昔は「若いころから変わらずだらしない」という意味だった
昔は「踊り」という言葉から連想して
道楽グセ(だらしない、行いが悪いこと)や
浮気グセが直らないという
どっちかというと悪い意味で使われることが多かったようです。
踊り=遊び歩いている・チャラチャラしている
みたいな見方があったのかも。
今は悪い意味だけじゃないみたいだけど、
使い方には気を付けた方がいいかもね!
ことわざの由来
「雀百まで踊り忘れず」の「雀」は
もちろんスズメさんのことですが、
「踊り」はスズメさんが
ピョンピョンと飛び跳ねて歩く様子を例えています。
ピョンピョンと楽しそうに踊っているように見えたのかもね。
僕たちのピョンピョン歩きは
「ホッピング」って呼ばれてるよ。
日本の伝統芸能(能など)に
ピョンと飛び跳ねる動きがあるので、
それと重ねて「踊り」と表現したという説もあります。
スズメと言えばピョンピョン歩き。
若い時はピョンピョン歩くけど、
大人になったらトコトコ歩くようになる
……なんてことはありません。
いつまでもピョンピョンと飛び跳ねるように歩きます。
つまり、
スズメはたとえ100歳になってもピョンピョン歩きを忘れない
というのが「雀百まで踊り忘れず」ということわざの由来です。
スズメが100歳まで踊りを忘れないのと同じように、
ニンゲンも若いころのクセは一生抜けないものだよなあ。
……という感じでしょうか。
【ことわざの意味】でも触れたように
どっちかというと悪い意味で使われることが多いですが、
なんだか可愛らしい響きのことわざですよね。